ATカンパニー株式会社
前代表取締役
浅野 忍土
フランチャイズ・ストラテジスト、浅野忍土が監修。
銀行、ITベンチャーを経て、FCコンサルティング会社であったベンチャー・リンクへ入社し、フランチャイズビジネスに携わる。
8年間、チェーン展開支援を主とした業務に従事し、牛角、しゃぶしゃぶ温野菜、土間土間、銀のさら、タリーズ、カーブスなどを多店舗展開。
結果1,500店舗以上のチェーン展開に関与。
その後、独立し、ATカンパニー(株)を創業し、FC展開を支援。
さらには女性専用AIパーソナルトレーニング「ファディー」FC本部を設立し、自らFC本部も経営している。
今回は24時間フィットネスクラブの利用者の属性を見ていきましょう。
近隣、初心者、男性、が利用者属性のキーワードです。
まず、利用者がどの範囲から通ってくるか、商圏について見ていきます。
24時間フィットネスクラブ業態の商圏は狭く、都市部においては、施設から1キロ圏内在住の利用者が70%以上を占めます。また地方では車で10分圏内在住者が同じく70%以上を占め、施設の近隣の利用者が非常に多いことが分かります。ビジネスマンであれば出社前に、もしくは帰宅後に、主婦であれば、すっぴんのまま昼間に通うといったシーンが多く見受けられます。24時間フィットネスクラブの最大手エニタイムフィットネスではシャワーブースを設置していますが、近隣から通っている人が多いため、施設のシャワーを使う人は少数で、自宅でシャワーを浴びる利用者が大半です。
残りの30%は、職場から近い、自宅と職場の経路上にある、その地域において価格設定が安い、といった理由でやや遠方からの利用者となります。
次に、年齢構成を見ますと、40代以下が90%以上を占めており、20代、30代、40代と若い世代から働き盛りの世代が中心となります。そのため、集客においては折込チラシだけではなく、最近ではSNSを上手く活用することも重要です。行っております。
また、男女比は8:2とマシーンやウェイトトレーニングに特化したジムという特性柄、まだまだ男性の利用者が圧倒的に多いですが、女性の利用者も増加傾向にあります。
最後に初心者比率が90%を占めることも特徴です。
この初心者は全く運動もしたことないし、ジムに行ったこともない人のみを指しているのではなく、過去にマシーンを使ったことがある人も含まれますが、日本のフィットネス人口(全人口の3%、424万人)から考えますと、初心者をターゲットとする24時間フィットネス業態が増えていることもうなづけますし、まだまだこれからの市場であると考えられます。
弊社ATカンパニーでは、24時間フィットネスクラブ個別説明会を開催しています。少しでも関心のある方はお気軽にお申込みください。