ATカンパニー株式会社
前代表取締役
浅野 忍土
フランチャイズ・ストラテジスト、浅野忍土が監修。
銀行、ITベンチャーを経て、FCコンサルティング会社であったベンチャー・リンクへ入社し、フランチャイズビジネスに携わる。
8年間、チェーン展開支援を主とした業務に従事し、牛角、しゃぶしゃぶ温野菜、土間土間、銀のさら、タリーズ、カーブスなどを多店舗展開。
結果1,500店舗以上のチェーン展開に関与。
その後、独立し、ATカンパニー(株)を創業し、FC展開を支援。
さらには女性専用AIパーソナルトレーニング「ファディー」FC本部を設立し、自らFC本部も経営している。
※本レポートは前代表の浅野が講演した内容を書き起こし、修正加筆したものです。
●良いフランチャイズの重要な選定ポイントとなる「経営者」 その3つの重要な要素とは?
最後に、良いフランチャイズを探すには極論、何が重要かということをお伝えしたいと思います。
経営戦略やコンサルティング、アウトソーシングなど色々なことをお伝えしましたが、最後はやはり“経営者次第”だと思っています。
経営者次第とは何かというと、加盟店としての皆さん、経営者、そして、フランチャイズ本部の経営者は、お互い様だということです。
私はずっと自分でも経営をしてきましたし、何社もの方にご提案をしてきました。
その中には、300社、400社の企業様にご加盟をいただいて、うまくいった方もいれば、うまくいかなかった方もいます。
そんな中、経営者としてどうあるべきなのか、何が重要なのかといえば、次の3つだと思っています。
それは、「情熱・ビジョン」、「価値観」、「生き様」です。
青臭いかもしれないですが、これが重要だと思っています。
加盟店は、相手のフランチャイズ本部の経営者に情熱やビジョンがあるのか。
その情熱やビジョンに対して、それを支える価値観があって、生き様があるのかを見極めることが大切です。
「情熱・ビジョン」だけ語る方は多いですが、やはり、最後は生き様が重要だと思います。
過去の歴史、取り組み、そして最後はその生き様のもとに価値観が生まれて、それがビジョンや情熱に反映された方、というのが私は絶対的に伸びる経営者だと思っています。
そのような経営者と出会えるかどうか、また、皆さんがそのような経営者をどう選定するのか、という部分において、この3つの視点を重視しながら、ぜひフランチャイズビジネスを選定いただければと思います。
以上、経営戦略としてのフランチャイズの選定に関してご紹介させていただきました。