フランチャイズ募集・有望フランチャイズビジネスを紹介
有望な新規事業を通じて日本に活力を
「フィットネス市場の価格競争の状況は？」
「価格競争の中でどう生き残ればいい？」
フィットネス業界での開業を検討されている方は、激化している価格競争に対して不安に思われる方もいるのではないでしょうか？大手の独占状態となっているので、価格競争が激化する中で生き抜く方法や、開業の際に注意すべきことを知っておくことが必要です。
本記事では、価格競争に巻き込まれないための対策や、他社と差別化するためのポイント、フィットネス市場で事業をする際の注意点について紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ATカンパニー株式会社
ATカンパニー（株）は、FC営業代行支援会社として2009年に創業。
乳幼児教室「ベビーパーク」をFC店ゼロから、約2年半で220加盟開発。
放課後等デイサービス「ハッピーテラス」をFC1号店から、約2年で101加盟開発
現在は、女性専用AIパーソナルトレーニング「ファディー」の支援に注力し、全国に出店拡大中。
目次
フィットネス市場では、新たなサービスが次々と誕生しており、それに伴って価格競争も激化しています。今日のフィットネス業界は、「サポートが手厚くて高価格」と「最低限のサポートで低価格」に二極化しており、どちらかに寄せたサービスが続々と参入している状況です。
低価格帯のサービスは月額3,000円を切るサービスも珍しくなくなってきており、価格競争がおさまる様子はなく、今後もこの傾向は続いていくでしょう。
フィットネス業界の価格競争が進む主な理由は以下の2つです。
それぞれ詳しく解説します。
フィットネスジムの店舗数は全体的に右肩上がりに増加しています。店舗数が増えるほど競合が多くなり、価格競争が激しくなるのです。たとえば、1つのエリア内で考えてみましょう。
ある地域に、月額5,000円でサービスを提供していたフィットネスジムがあったとします。そこへ、サービス内容が似た競合のフィットネスジムが2店舗参入し、いずれも月額3,000円だったとすれば、もともと月額5,000円で運営していたフィットネスジムに通っていた顧客は離れていくでしょう。
フィットネスジムはマシンが主体のものが多く、サービス内容は大きく変わらないので、周りの店舗が低価格でサービス提供を始めれば、価格を下げざるを得ません。店舗数が増えるほど、このような状況が発生し、価格競争が進んでしまいます。
AIやIOTなどの最新技術を駆使したシステムの活用によって、店舗の運営効率が上がっているのも価格競争が進む理由のひとつです。運営効率が上がれば人件費や消耗品費などのコストが抑えられるので、低価格でのサービス提供が可能になるからです。
近年では、無人経営が可能なジムも多く、人件費が大幅にカットされています。DX化によって店舗の運営効率が上がり、サービス単価を下げるフィットネスジムが後を断ちません。システムが体系化されたフランチャイズジムは店舗の運営効率が非常に高く、質の良いサービスを低価格で提供している事業が増えています。
フィットネス事業で価格競争に巻き込まれないためには、以下の流れを繰り返していきましょう。
それぞれ具体的に説明します。
差別化ポイントの案を出すために、ターゲットのニーズを深掘りしましょう。今まで想定していたターゲットのニーズを踏まえて考えていきます。
たとえば、「短時間のトレーニングで痩せたい」がターゲットのニーズであると想定していた場合、以下の問いを元にニーズを深掘りしていきます。
ひとつのニーズをさまざまな視点から捉え、ターゲットがそのニーズを抱える背景を考察すると良いでしょう。
自社の強みを分析するのも価格競争に巻き込まれない戦略を立てるステップの中で必要な項目です。ターゲットニーズを深掘りするのと同様に、考えられる自社の強みをあらゆる視点から問いかけてみます。
例えば、「IT関連事業を子会社で持っている」だとすれば、以下の問いを元に強みを分析していきます。
フィットネスと関連性が無いように思えるものも自社の強みとなり得るので、あらゆるリソースを改めて見直してみましょう。
①と②で出てきた選択肢の中から、フィットネス事業を経営する上で他社と差別化できそうな項目を検討していきます。価格競争に巻き込まれるのは、他社との差別化ができておらず、顧客から価格だけで評価されてしまうことが要因です。
価格競争を避けるには、「ちょっと高いけど、このジムに通いたい」と思わせる差別化ポイントが必要になります。
①,②のステップより、以下の項目が出てきたとします。
①：健康維持に課題を抱えているターゲットが効率良くトレーニングしたい理由は、健康に配慮した料理を考えて作るのに時間がかかるからなので、健康維持するサポートを受けたい。
②：IT関連事業のエンジニアは、アプリの開発を得意としており、機能性が高いアプリを作れる。
上記のニーズと自社の強みを組み合わせると、「効率的なトレーニングと健康維持のための食事指導までサポートできるアプリの開発」といった差別化ポイントが考えられるかもしれません。いくつかの差別化ポイントを考えてみて、実現性が高そうなものから実行していくと良いでしょう。
③で考えた差別化ポイントを実行し、実際にニーズとマッチしていたかを検証します。仮説で期待していた効果と実際の効果の差がどれほどであったのかを調べ、差があったのであれば、原因を洗い出しましょう。
需要があったかを検証する際、アンケートをとってみるのも選択肢のひとつです。利用者があまりいなくても口コミが良ければアプローチ方法に問題があり、利用者が多くても口コミが悪ければサービス自体にも問題があると分かります。
次のステップに繋げるために、仮説とのズレとその原因を明確にするのが重要です。
④で出た結果を踏まえて、次の施策を考えます。他社と差別化するのは簡単なことではないので、最初から上手くいくことは少ないでしょう。このステップを何度も繰り返していく中で、徐々に効果的な差別化ポイントに近づけていきます。
顧客ニーズとマッチした差別化ポイントを見出せた時、価格競争に巻き込まれないサービスを生み出せるようになるでしょう。
フィットネス市場で他社と差別化できるポイントは主に以下の4つです。
それぞれ詳しく解説します。
女性専用フィットネスは、「男性の目を気にしないでトレーニングしたい」という女性のニーズに応えられるので、需要が大きいです。男性が使った後のトレーニング器具を使いたくない方や、女性向けのトレーニングを行いたい方は多数いるので、女性専用フィットネスは店舗数を拡大してきています。
開業エリアで他に女性専用フィットネスがなければ、それだけで他社との差別化ポイントとなるでしょう。
DX化によって運営を自動化し、フィットネスジムの利便性を高めるのも差別化ポイントのひとつです。フィットネス市場においても、AIやIOTを使ったDX化が進んでおり、以下の事例があります。
これらのシステムが導入されていることで、利用者はスムーズにジムを利用できますし、無人経営も可能な運営体制で人件費を抑えられます。とくに若い世代は利便性を重視するので、差別化するのに有効です。
自分に合ったオーダーメイドのメニューでトレーニングしたいというニーズもあります。高額なパーソナルトレーニングがこのニーズに応えてきました。
女性専用フィットネス「ファディー」は、AIマシンをトレーナー代わりとすることで、パーソナルトレーニングの低価格化に成功。価格を理由にパーソナルトレーニングを諦めていた層にアプローチできるようになったのです。
とはいえ、高価格であれば従来のパーソナルトレーニングと変わらないので、差別化するにはファディーの事例のように低価格で提供できる工夫が必要となります。
人気のトレーナーがいれば、そのトレーナーから指導を受けたいというニーズがあるため、他社には真似できない差別化ポイントを持っていることになります。
しかし、フィットネス業界での圧倒的な実績と知名度が必要となるので、難易度が高いです。もし、フィットネス業界で人気のトレーナーとジムを開業する機会があれば、トレーナーの人気度は間違いなく有効な差別化ポイントとなるでしょう。
価格競争が激化するフィットネス市場での注意点は以下の3つです。
それぞれ詳しく説明します。
大手のフィットネス企業が提供するサービス内容と価格を参考にしてはいけません。大手は資本力があるので、投資回収期間が長くても戦えますが、資本力の少ない企業は投資を回収するまでに体力がもたなくなってしまうからです。
大手にはできない戦い方を見出すためにも、差別化ポイントを考えるのは重要となります。
価格競争に巻き込まれると、価格を下げるためにサービスの品質を下げてしまいがちですが、退会されるリスクが高くなってしまいます。品質を下げるのではなく、効率をよくするのが適切なアプローチ方法です。
価格を下げないといけない状況になったとしても、サービスの品質は下げないようにしましょう。
サービス単価を上げる際、納得感の無い値上げをすると、顧客からの信頼を失ってしまいます。価格を上げる際は、理由を丁寧に説明した上で値上げをしましょう。
物価の上昇やサービス内容を含めたリニューアルなどが値上げの際のよくある理由です。
フィットネス市場でこれから開業を検討されている方には、女性専用フィットネス「ファディー」がおすすめです。ファディーは、AIを搭載したマシンがトレーナー代わりとなり、低価格でパーソナルトレーニングを提供できます。
価格競争が激化する中、ファディーは「低価格×パーソナルトレーニング」という差別化ポイントを持っているため、競合はほとんどありません。これから開業しようと考えている方には、ファディーでのフランチャイズ開業をおすすめします。
下記リンクにフランチャイズ募集情報を紹介しているので、ぜひご覧ください。
ジムの増加と運営効率の向上により、フィットネス市場の価格競争は激化しています。
価格競争に巻き込まれないようにするには、他社と差別化する必要があります。そのためには、顧客ニーズと自社の強みが重なるポイントを見つけ、改善を続けていきましょう。
優良フランチャイズでの開業であれば、差別化されているケースが多く、利益をあげやすいビジネスモデルとなっているので、競合他社と差別化するのが難しそうだと感じる方は、フランチャイズでの開業をおすすめします。
