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寄稿コラム

ヨガブームの次に備えろ

COLUMN BESTA

ホットヨガブームの次は?

ヨガがこんなに流行るなんて想像できましたか?
フィットネスクラブでもスタジオプログラムの50%程度がヨガ・調整系のプログラムで占めるようになりました。 ヨガ専門店もヨガポータルサイト「YOGA ROOMヨガルーム」に登録されているスタジオだけでも6700件を超えています。
牛丼チェーン店と比較すると、吉野家、松屋、すき家の合計5300件を大きく上回っていることになるのです。 株式会社セブン&アイ出版が公表した「日本のヨガマーケット調査2017」では、現在の市場2,600億円の2倍程度に市場拡大すると予想されています。

(出典:「日本のヨガマーケット調査2017」

実はヨガ業界はネタ切れ?

現在、ヨガ業界では色々なヨガが増えてきています。

加温状態で行うヨガ派生系
・岩盤ヨガ
・溶岩ヨガ
・コラーゲンヨガ
など

「石がいいからデトックス効果が高いよ!」「ランプがピンクでお肌がピチピチになるよ!」
と+αの効果をPRしたものです。

常温で行うヨガ派生系
・水の上で行うサップヨガ
・不安定な状態で行うサーフセットヨガ
・宙吊りのハンモックヨガ
など不安定要素でインナーマッスルを刺激したり、3Dの負荷を与えたりするものです。

上記以外にも、名前にヨガとついたメソッドを探せば色々出てきそうですが、
流石にネタ切れ感はありますね。
新規事業でヨガ業態を希望される企業様には否定的なアドバイスをしています。都心は飽和状態で新規出店はリスクしかありません。郊外でも総合クラブが遅まきながらホットスタジオに改装するのがブームですので出店にはリスクが伴います。

そもそも何故ヨガがブームになった?

ヨガとはインド流の精神修行です。最終目的は瞑想を通して「悟り」に到達することです。 果たして悟りに到達したインストラクターは何人いるのでしょうか? そもそも、インドで汚い神聖な川で沐浴したり、 カレーを右手でかき混ぜて食べたりしているのでしょうか?

極論、日本で行われているヨガは、ほとんどが偽物で、 中国の遊園地にいるドラえもんのようなものかもしれません(笑) 。雰囲気だけ取り入れているということですね。ほとんどが偽物ですから、現在の何でもありのカオス状態は当然の結果かもしれません。

日本人はヨガを本来の精神修行としてというより、美容として取り組んでいるのです。

ホットヨガをし始めようと考える人たちはこう考えているのではないでしょうか?

①私にもできそう!
②ホットなら汗をかいて痩せそう!
③デトックスもできるらしい!
④芸能人もしているし、なんだかオシャレ!

こんな感じの方が多いのではないでしょうか?
ヨガがブームになった最初の要因は、

①私にもできそう!です。
基本インド流ストレッチなのですから、筋力が必要なパワーヨガなどを選択しなければ誰にでもできます。この敷居の低さが大きなポイントでした。
大ブームになったのはホットヨガが持つイメージが関係しています。

②ホットなら汗をかいて痩せそう!これまでダイエットにはランニングをしたり、ジムで筋トレしたり、エアロビクスのような有酸素運動をしなければ結果が出ないと思われていた時に、ホットヨガという商材が転がり込んできたからです。楽して痩せられそうなのですから飛びついて当然ですよね。
更に③④が加わり今に至るわけです。

今後のヨガは?

ホットヨガなら楽に痩せられそう!
それで・・・実際に痩せたの?ということです。汗かいて痩せる=サウナで痩せたと言っているオジサマと同じわけですが、これは理論的にあり得ません。

最近のホットヨガは室温が40度にもなるスタジオがあります。熱ければ熱いほど汗が出るという発想なのかもしれませんが、エクササイズ強度は逆に楽なものへとなっています。 要するに運動の効果としては低くなっているわけですから、ダイエットどころか筋力アップ、運動不足解消にもならないということです。
一番の痩せるという目的がコミットできない事が、だんだん世間に知れ渡ってきたわけです。デトックスに関しても、汗が占める割合は3%しかなくイメージが壊れてきています。

これからのホットヨガは方針転換を余儀なくさせられるでしょう。加温競争は終わりを迎え、プチ加温でエクササイズレベルを上げていく、そんな当たり前の方向へシフトしていくのではないでしょうか。 一部の専門チェーン店を除き淘汰されていくと思います。
今まではホットヨガにばかり目を奪われてきましたが、常温ヨガでも+αの効果を出す新感覚ヨガが育ち、ホットヨガの受け皿として今後も伸びてくると思います。

瞑想が流行るらしいとの噂

アメリカで瞑想が流行っているらしい。設備投資もいらないし次はこれですね!と思っている方が結構います。 確かにヨガに似ていますが・・・流行らないでしょ!と個人的には思います。

まずヨガが流行ったのは、ホットヨガの登場でダイエットとイメージが結びついたからです。 瞑想では全く結びつきません。また、アメリカと日本ではセラピー文化の土壌が違います。映画やドラマにはセラピストなる職業の方が登場し、心の悩みを相談することが当たり前のようです。 見栄を張り、私が私がと前に出ていかないとチャンスがない国ですから、ストレスも相当なものでしょう。

これのライト版が瞑想と思えばいいです。なので、アメリカではすんなりと浸透していきました。 では日本では?セラピーにかかっている=精神的に問題を抱えている・・・なんて目で見られてしまうかもしれません。マインドコントロールの一種?なんて偏見も最初はあるでしょう。 なかった文化を広めるには結構時間がかかりそうです。流行るとしても先の話で今すぐ取り組むのはリスキーです。

メディアが取り上げているクロスフィットに時代は移るか?

6パック先生などと、女性トレーナーが注目をされテレビでも結構見るようになりました。やれば痩せるだろうな!と一目でわかります。けれど、ホットヨガで開拓された層がなびくとは思えません。①私にもできそう!感が全くありません。あくまでヨガの次のステップが望まれているのです。

成果型ヨガを時代が求めている!

日本のヨガマーケット調査2017によると、ホットヨガを抜きピラティスがトップに記載されています。3位にもパワーヨガが迫ってきており、データ上でもホットヨガ一強時代が崩れてきていることが理解できると思います。
ホットヨガと比較し、エクササイズ強度も高く体の変化を感じられることが人気の要因です。ただ、ダイエットやエイジングコントロールに高い効果が期待できるかというと、多少の効果しか得られないのが現実です。
もし、確実にダイエットやエイジングコントロールに結果が期待できるヨガが誕生した場合、ヨガ業界だけではなくフィットネス業界全体の勢力図が大きく変わることでしょう。

美圧ヨガ ベスタの可能性

一時代を築いた加圧系のトレーニング。各種メディアで取り上げられ、専門店も数多く誕生しました。現在でも多くの店舗が生き残こるなど根強い人気があります。 人気の秘密は、ダイエットやエイジングコントロールに非常に高い効果が得られることが、科学的に証明できていること。参加者が実際に効果を得られていることにあると思います。
美圧ヨガはBFRベルトで加圧をしながら、専用のヨガメソッドを行うオンリーワンのエクササイズです。
私も開発現場を見てきましたが、提携医療機関で何度もモニターテストを繰り返し、試行錯誤の末に完成させた結果を出すメソッドとなります。
まさに今後のヨガブームを牽引するメソッドとなるでしょう。

執筆者プロフィール

五十苅 知博(いそかり ともひろ)氏

1966年生まれ。栃木県那須塩原市出身。コンサルタント歴18年。’85年から中嶋良一氏の下でフィットネスを学ぶ。
その後、数度のヘッドハンティングを経て、20代で業界大手企業の統括営業本部長に就任。セールスで培ったノウハウをフィットネス業界で活かすべく’96年中嶋良一氏が設立したフィットネスマネジメント社に入社。
独自の「館内セールス」「会員定着法」を確立し、全国のクラブで指導・研修を行う。同社退職後、’02年に五十刈知博事務所を設立。
総合クラブ~ジム・スタジオ単体クラブまでと守備範囲は広く、新規店プロデュース、リニューアル、スタッフ教育、販促全般をワンストップで提供する。
’17年からは、「フィットネスコンサルティングネットワークチーフコンサルタント」「マンパワーグループ ライトピラティスアカデミー アドバイザー」も務めている。

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