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ATカンパニー株式会社

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成功社長はこうしてフランチャイズを見極める vol.4

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ATカンパニー株式会社

ATカンパニー(株)は、FC営業代行支援会社として2009年に創業。
乳幼児教室「ベビーパーク」をFC店ゼロから、約2年半で220加盟開発。
放課後等デイサービス「ハッピーテラス」をFC1号店から、約2年で101加盟開発

現在は、女性専用AIパーソナルトレーニング「ファディー」の支援に注力し、全国に出店拡大中。

成功社長はこうしてフランチャイズを見極める vol.4

成功している社長は「各種変化」を見極めています。この変化については大きく三つに分けられます。

ドラッカーなどは50年も前から言っていた事ではありますが、一つは、「人口動態の変化」です。
現在、40歳の方が20年経てば60歳になります。これは変わらない事実です。
人口動態というのは予測できる変化です。
現在の日本の問題である少子高齢化と言うのは、昔から分かっていた事であり、変わらない事実です。
時間が進み人口動態が変化する事で他に変化するものがあります。

それが二つ目の「顧客ニーズの変化」です。
人口動態の変化とともに顧客のニーズは変化していきます。
例えば、スーパーでは昔、惣菜などの商品はファミリーセットといったセット販売が主流でした。
しかし、今は小分けにして販売されており売れ筋商品となっています。
これは人口動態の変化により世帯構造が変化し、顧客ニーズが変化したからです。

三つ目は、「法律・流通構造の変化」です。私達が支援した幼児教育のフランチャイズ事業を例に解説します。
幼児教育市場は、少子化という人口動態の変化があり、一見、マーケット自体が縮小しているようにみえます。
しかし、一人当たりにかける養育費は高くなっているのです。
三人兄弟よりも一人っ子の方が、一人あたりにかける養育費は当然増えるためです。

また、流通構造においては、私達が支援したフランチャイズ事業の他には幼児教育マーケットでの競合他社は一社しかいない状態でした。
これらを総合的にみた時、これから少子化になっていくが故に、もっと子供にお金をかけようとする親が増え、競合他社も少ないため、まだまだ伸びる余地のある市場であると予測する事が出来ました。
そこから私達が支援する事で一気に多店舗展開していき、No.1チェーンよりも店舗数は半数にも関わらず、生徒数は2倍以上の差をつける事に成功しました。
今でも加盟件数は伸びており、店舗数も近く抜いてNo.1チェーンとなる予定です。

前職にて来店型保険ショップも1年間で100店舗以上広げる事ができました。
これは法律の変化により流通構造が変化し、市場が変化した結果です。
保険に関する法律が変わり、保険を店舗窓口で販売する事が可能になりました。
それゆえ、流通構造が変化しビジネスチャンスが生まれたのです。

この様に法律が変わった時、流通構造が強制的に変わる事があります。
流通構造が変化する事で市場環境が良くなる事もあれば、悪くなることもあります。
そのため、この様な視点をフランチャイズ本部が持っているかどうかを見極める事も必要になるのです。

保育園業界も同じような視点で見る事が出来ます。
ニュースでご存知のように、現在、少子化にも関わらず、待機児童数は年々増えている状況です。
預けたい子供たちがいるのに、預けられる場所が無いためです。
その反面、保育所の利用数は年々増えており、保育所の数や定員数も増えて市場・マーケットは伸びています。

また、解消されていない待機児童数は85万人と言われ、試算の仕方によれば約360万人いるとも言われています。
マーケットを試算すると、現在、約2.6兆円から2.7兆円あると言われていますが、2020年までに約4.9兆円まで増えると予想されています。

なぜかと言うと、法律が変える事で株式会社の参入を促している事、各自治体が独自の認定制度を採用するようになった事が挙げられます。
国も新法である加速化プランを制定し、保育所を増やしていく方針です。
この様に保育園市場の周辺では、現在、法律が変わる事で流通構造が変わろうとしています。
この変わり目がビジネスチャンスであり、この時流に乗ると市場と共に自社を飛躍的に伸ばす事ができます。

介護業界がかつてこの様な状態でした。
介護保険が変わり、民間参入が促される事で介護事業所が大きく増え、それにつれてマーケット、市場が大きくなりました。
今、保育園業界は、初期の介護事業と同じ様な状態にあると言えます。

以上の様に、人口動態の変化、顧客ニーズの変化、法律・流通構造の変化を見極める事がフランチャイズビジネスの見極めに繋がります。
ぜひこの様な視点でもフランチャイズ本部を見極めていく事をお勧めします。

2014.2.6

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